青年メンバーの玲未です。
私からは、被災地 NGO 協働センターの頼政さんによるオンライン傾聴セミナーについてご報告させていただきます。
被災支援団体として活動する中で、「傾聴」という言葉を耳にする機会はとても多いです。
実際に現地で活動をさせていただく際にも「もっと傾聴力があれば、、、」と思うことも多々あります。
しかしいざその言葉の意味を聞かれると返答に行き詰ってしまうことに気付きました。
そこで今回、頼政さんにご協力いただき「傾聴とは何か?」について学ぶ時間を設けて頂きました。
「傾聴」と聞くとボランティア側が相手に「何かしてあげる」といった「もらう・与え
る」の一方向の関係を想像しがちですが、実はそうではありません。大切なのは「おたが
いに 与えあう関係性であること」。例えば、新たな取り組みに対して一緒に考えたり、時にはボランティア側が教えてもらう立場になることも良いことです。
このように一方向ではなく双方向の関係を築くことが「傾聴」には大切なことだと学びました。また、「傾聴」に正解はありません。初めは戸惑うこともあるかもしれませんが、「絶対にたくさんの情報を聞き出すぞ」と意気込むことは必ずしも良いことだとは限りません。先に述べたように双方向のやり取り、互いの関係をまずは築いていくことが何より重要だということも学びました。
今回の機会は私にとっ て非常に有意義な時間でした。活動を始めてから、被災地の方に
お会いする中で「自分が何かしないと」という思いに駆られることが多かったです。しか
し、まずはお互いの関係を築いたり楽しくお話したりといったような些細なことに目を向
けてみようと思えました。そのうえで、私だからこそ出来ることに対して考えていきたい
と思いました。
頼政さん、お忙しい中セミナーのお時間を作って下さり、私たちに学びの機会を下さり、
本当にありがとうございました!
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