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ー活動blogー 復興支援ツアー_神戸から真備へ_vol.26







みなさんこんにちは、代表の大竹です!


3月28日に2020年度最後の被災地支援活動として、西日本豪雨において岡山県で一番被害のあった倉敷市真備町に伺いました。


※新型コロナウィルス感染症対策を十分に行ったうえで実施いたしました。



被災地について(倉敷市真備町/平成30年7月豪雨)

台風7号の接近や梅雨前線の停滞により、7月3日から8日にかけて、西日本や東海地方の非常に広範囲で長時間の記録的な大雨となり、72時間降水量は広島で444mm、岡山県428.5mmと観測史上1位を記録。長時間の豪雨により、河川の氾濫や浸水害、土砂災害が多発し、死者数が200人を超える平成最悪の豪雨災害となりました。



いまだからこそ心の声を。

 午前中は倉敷市真備町在住で、被災者でもある井上由香里さん・望さん親子と、当団体の物資支援も行ってくださっている石橋幸笑さんから当時のお話を伺う機会を頂きました。

取材した内容をニュースレターやメーリングリストでyoutuhe配信をする予定です。


(井上由香里さん:右 望さん:左)

 末政川の決壊により、井上さん親子のご自宅は2階の膝付近の高さまで浸水しました。ご家族4人、知り合いや親類のお家で避難生活を送りながら、ご自宅の片付けを行っていました。そんな中、母・由香里さんは全国から来た緊急復興支援をしている方たちへ、『真備美しい森ボランティアビレッジ(真備町市場)』で炊き出しやお弁当の提供をする活動に参加し始めます。


 つむぎママさん(石橋幸笑さん)からのお誘いがきっかけで、由香里さん自身は、ご自宅の片付けがひと段落し気持ちに少しばかり余裕が出来たタイミングでした。ただ、「被災者自身が被災支援をやる必要があるのか?」と言葉をかけられることもあったようですが、「ボランティアをすることで良い出会いがあり、ボランティア仲間が被災者同士で情報や心情の共有ができた」とおっしゃっていました。

(当時の活動を話してくれるつむぎママさん)

 娘・望さん(当時高校3年生)は、当時のお母さんの姿に尊敬していたようです。望さんの制服や教科書は豪雨の浸水により泥水に浸かってしまいました。しかし、“被災したことに負けたくない”という思いで、自身を奮い立たせて休まず私服で学校に通いました。被災地である故郷と、ほとんど被害のなかった学校や同級生。日常のギャップに戸惑い気を張っていた中で、放課後の掃除中に涙が溢れたこともあったと話されていました。望さんは「西日本豪雨によって変化したことや感じたことを忘れないようにしたい」という思いがあり、当時のことを話す機会であるこのインタビューを快く引き受けてくださりました。


また最後に、「被災していない人たちが少しでも真備町のことを気にかけてくれたり、真備町のことを話してもらえるだけで嬉しい」とおっしゃっていたことが印象的でした。

(お話頂いてありがとうございました!)

被災者の大切な思い出を守る

 午後は久しぶりに岡田仮設住宅での見守り訪問でした。世話人の H さんのおかげで集会所を使わせていただき、簡単な体操や、密にならないようにジェスチャーゲームなどを行いました。


 いつも遊びに来てくれている近所の子どもたちと一緒に暖かい時間を過ごすことができました。子ども達も久しぶりに会う僕達に、そして仮設住宅のみんなも笑顔で僕達を迎え入れてくれました。


今回は今年度最後の挨拶を、メンバーから、そして仮設住宅の人からもいただきました。



新年度も変わらずに

 2020年度最後の活動は被災地で終え、合計8回の活動を行えることができました。ボランティア参加者のべ約80人、対象受益者数は約300名でした。このような状況下で無事活動が終えたのも臨機応変に対応してくれたボランティアのご尽力があったからこそです。改めてこの活動でつながっている温かい心に頭が下がるばかりです。


 2021年度も変わらず不安定な情勢の中ではありますが、地域支援団体やボランティアの方と一丸となってこれからも被災された方の心に寄り添い続けたいと思います。 最後に助成先である「JR西日本あんしん社会財団」様、また2週間前からの検温チェックや、制限された中で誠心誠意、被災者の心に寄り添っていただいたボランティアの皆さま、そしてご支援していただいた全国の皆さまに心から感謝申し上げます。 本当にありがとうございました。


おたがいさまプロジェクト代表 大竹



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※本ツアーはJR西日本あんしん社会財団の助成事業です。


一人ひとりの「こころ」がつながる社会を。

一人ひとりの「いのち」がつながる社会を。


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