ー活動blogー写真洗浄キャラバン_vol.09_2021/08/08

こんにちは。

社会人メンバーしょうごです。

こうべ市民福祉交流センターで行いました写真洗浄会キャラバンのブログ報告です！

一般社団法人大学コンソーシアムひょうご神戸さま主催「学生災害ボランティア・ネットワーク事業」の一環で、大学コンソーシアムひょうご神戸に加盟している大学の学生たちに写真洗浄の体験とボランティアについて一緒に考えていきました。開催までの準備や当日の活動は神戸市社会福祉協議会　北苑子さん・國生真由さん・藤崎圭多朗さんにたくさん協力頂いて、盛り上がったイベントとなったと思います。みなさん、本当にありがとうございました。

大学生たちは、過去の災害からの教訓や経験を学ぶプログラムを行っており、第3回目として僕たちと一緒にボランティアについて考えてもらいました。普段は対面で写真洗浄を行うところですが、当日は会場26名＋オンライン2名と新しい取り組みの中で行いました。

写真洗浄って？

自然災害、主に水害などで汚れてしまった写真を一枚一枚丁寧に洗浄し被災者の方に返す復興支援ボランティアのことです。小学生からご年配までできるボランティアで、しかも被災者の大切な思い出を守ることができるとても意味のある復興支援活動です

このブログを読んでいただいている方の中で、｢コロナ禍でも被災地支援やボランティア活動がしたい｣｢所属している団体と、おたがいさまプロジェクトで写真洗浄をしてみたい｣とお考えの方はホームページのお問い合わせからご相談ください！

取り扱った写真の被災地について（栃木市／台風１９号）

2019年10月12日頃に発生した台風19号は関東甲信越地方で甚大な被害もたらしました。

栃木市では、台風後人口が大幅に減っており、特に浸水被害が大きかった地区では１００人以上も減少。高齢化も著しく、自治会関係者らからは「コミュニティーを維持できなくなる」と不安の声が漏れています。

毎日新聞より

～井上望さんのお話し～（西日本豪雨被災者のお話し）

初めに、3年経った西日本豪雨の当時の様子を、真備町へ伺ったときにいつもたくさんお話を聴かせて頂いている望さん（当時高校3年生）とオンラインでつなぎ、氾濫した様子や泥水が家の中に入ってきた様子がわかる写真を交えながらお話しして頂きました。同年代の言葉でもあったと思うので、学生たちはメモも取りながら耳を傾けていたのが印象に残りました。望さんは30分間話し通しでしたが、最後までしっかりと想いを伝えてもらったかなと思いました。（お疲れさまでした！）

～藤崎圭多朗さん（神戸市社協）ボランティアについての講演～

パワーポイントを使いながら30分間の講演でしたが、ボランティア活動の原則の一つ”社会性の原則”という中で、「活動を行うのはニーズがあるから」ということを僕は考える時間となりました。困っている誰かを手助けするためには、その人が求めていることをちゃんと把握して行動することが必要で、なんでもやれば良いということではないことを考えることができました。

～写真洗浄活動～

2019年の台風19号で被害にあわれた栃木市からお預かりしている写真を中心に、26人が4テーブルに分かれて1時間弱でしたが活動しました。半分以上の学生が「写真洗浄」を知らなかったので実際に体験してもらえたことはとても良かったです。全員に”切り出し””洗い””仕上げ”工程を行ってもらいたかったので、ザッキーとも相談して、1テーブルの中で3班作り、順繰りで作業をしていきました。またオンラインの参加者もいたので、神戸市社協の國生真由さんがタブレットを持ちながらそれぞれの作業について会場の学生たちにインタビューをしながら工程の紹介をして頂きました。初めてのことづくしでしたが、各テーブルについたメンバーたちが一生懸命説明したり、作業する写真の手配をしたり、学生たちと交流していてとても盛り上がった活動になったかなと思いました。僕自身はオンライン参加の学生たちと直接説明や話すことが出来なかったので、対面＆オンライン両方もっと意識すべきだったかなと反省ポイントでした。

～僕たちが経験した被災地支援のお話し～

これまでに活動を学生たちに話しつつ、質問や感想とか意見交換をしました。「コロナ以前の日常なら災害現場が遠くても向かうことができるが今はできないので災害があった熱海に手伝いに行くことができなくて辛かった」「今も活動している長野の方々ともっと交流していきたい」「子ども支援の活動に興味がある」など学生たちの想っていることをたくさん聴くことができて、とても刺激になった時間でした。