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ー活動報告ー 復興支援 神戸から真備へ_vol.20



尾山 郁人

学生メンバーの尾山 郁人です。


平成30年の西日本豪雨で被害を受けた倉敷市真備町で、節目となる20回目の慰問ボランティアを行いましたので、ご報告にあがりました。




新型コロナ感染防止のため、参加人数を減らし、対策を十分に練っての活動となりました。(本ツアーはJR西日本あんしん社会財団の助成事業です。)


2年という月日の流れは誰1人同じではありません。出会いと別れが誰のものでもない自分の人生を紡ぎます。今回お会いできた方々に最大限の感謝の気持ちも込め、簡潔にではありますが活動報告をさせていただきます。


7月23日の復興支援ツアー「神戸から真備へvol.20」は、社会人メンバー4名、学生メンバー5名の計9名で倉敷市真備町の仮設住宅を伺いました。

午前中は、団体として初めて柳井原仮設住宅を訪れました。パステルカラーのトレーラーハウスが並ぶ仮設住宅でした。今年度中に仮設住宅の縮小が進められるという事で、訪問時では51軒中10数軒の方がお住まいになっていました。コミュニティの維持、仮設住宅の運営を担う人材の不足、さらには、コロナ禍も相まって外出の機会の減少など、被災者さんとの対話を通して見えてくる課題は様々でした。じっと目を見て「また来てね。」の一言をかけていただき、心にささるものがありました。

お昼時間を利用して、2年前から関わりにのある被災者の方に会いにいきました。

当時は高校生だった参加者にまた手紙をかいてもらい、きれいになった部屋で渡すことができました。短い時間でしたが実際にお会いすることができ、とても有意義な時間でした。時間になり、帰るのが名残惜しかったです。。この2年間、この団体に関わるメンバー1人1人が被災者の方々に寄り添う活動を行ってきたからこそ、こうして今日新たな出会いの機会を得ることができたことをうれしく思います。

午後は岡田住宅へ。子供たちが到着を今か今かと待ってくれていました。鬼ごっこで汗をかき、天気も良かったため水風船と水鉄砲でビチョビチョになるまで遊びました。子供たちが本当に目を輝かせて遊ぶ姿を見ると、この上ない幸福感を感じます。繋がること、その当たり前のことが分断されてしまう経験をしたからこそ、年齢を問わず人が集う時間を共有できることの重要さを改めて感じました。


お金が解決する事って本当にわずかです。時間が全てを解決するとも限りません。自分に何ができるのかって考えて、目の前の一人一人と向き合う。そんな活動に参加できていること、そして、このような場を提供していただけることに感謝の気持ちでいっぱいです。8月23日に予定されていた真備町訪問はコロナウイルスによる影響の為中止となりましたが、被災者の方や子どもたちに一日でも早く会える日が来ることを願っています。




学生メンバー 尾山 郁人


【今後の活動について】

9月6日・・・神戸写真洗浄_vol.11



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